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2006©
Vermilion Sands Production Inc.
All rights reserved.
Vermilion Sands Interview
■NO EDIT PARANOIA
from DOLL SEP.2003
■Archives Top Page
■NO EDIT PARANOIA
INTERVIEWD by
MINAGAWA-NEGA
:20.JUNE.2003 at CHILL OUT,OSAKA
●
皆さんはどこで出会ったんですか
前川
: 出会いは”スタジオあひる”ぐらい違う?
今北
: そやな、まだ”あひる”ぐらいやんな。
前川
: ホワイト・ゴスペリアンズが、たまたま
生野区
(在住)の人の集まりやって…。 僕とかモリヤン(メンバーの森山)とかは他地域(在住)やねんけど、そこらへんの人とするようになったのは、”スタジオあひる”の頃。
●
80年代の後半にホワイト・ゴスペリアンズっていうバンドがあったと。
前川
: でも、割りと趣味っぽいと言えば、趣味っぽかったね。
??
: 一番最初は……。
●
その時のメンバーは誰なんですか。
ホソカワ
: あれ、なんで始まったんやったっけ。
今北
: 世界一うるさいワンドロップ(リズム)のバンドをしようって言うて。レゲエの「チチチチ、ドーン」っていう、所謂、ワンドロップの。「チチチチ、ドカーン!!」って、なれへんかなぁって言うて。そんなんやったなぁ。最初はもっと地元色が強かったなぁ。
●
メンバーは現在のメンバーで?
前川
: 核はそうやなぁ。もう、あと二、三人。最初はシングルドラム、ツインベース、トリプルギター。
●
そういう「レゲエのビートで凄い音」って感じだったんですか?
前川
: ……ううん、まあそこまで。あんまり深く考えてはないねんけど。
ホソカワ
: 好きな曲をただみんなでやりたいなあって感じで
前川
: ”
ミスティ・イン・ルーツ
”やな。”
ミスティ・イン・ルーツ
”っていうイギリスのレゲエバンドみたいになれへんかなぁって。それでもっと、ぐんぐんハードロックみたいになってんやん。
ホソカワ
: そのリフとレゲエを混ぜたような。
前川
: そういうバンドになってん
●
当時と現在と通じるものはありますか?
ホソカワ
: いや違う。
前川
: 俺らの中では分かれてる。
竹谷
: 余りにも年月が経ち過ぎているので、継承と言うよりは。
前川
: そうやなぁ、十年ぐらいやってへんかったから。継承もへったくれもないなぁ。
今北
: それはちょっと大げさかなぁ。
前川
: 「もういっぺんやろか」の切っ掛けは、
”エッグプラント”の十年後のイベント
かな。
●
その間の皆さんのやっていたことが反映されて今の形になってる?
前川
: ほんまにそんな感じ。
●
十年のブランクの間は何をやっていたのですか?
前川
: 十年離れてたっていうか、普通に深くなったみたいな。
今北
: 年いったから、みんな許容範囲も増えた。許せること、多なったし。蓄めてること、多なったし。単純な話ですけど、それを惜し気も無く出来てるっていうのが、ええかなと思う。ほかはみんな躊躇しはることが多そうやけど、僕らはより一層(笑)それを激しく。ちゃう?そんな所、あれへん?
前川
: あんまり曲とか決めんとやってるから。その方が完成図みたいなのがポンとある感じで、何でも出来るみたいな。
●
ライブ前の決め事はどれぐらい?
前川
: グラフ(笑)。その日、四十分やるとしたら大っきいグラフを書いて、曲調とかだけ決めてやるねん。練習に当たって、三回の事前のミーティングが必要やねん。
●
それで、表現しようとするものは?
前川
: 多分、各々にあると思うけど、口でポンと言うようなことじゃない。
今北
: みんなの中にあると思うけど。
前川
: バンドの編成みたいなんも決めてへんから。
今北
: みんなが何を表現しようとしてるかっていうと、みんなが持っているもの。みんな順繰り順繰りとか、ビートとか、バイオリズムとか。
前川
: マスター、頷くのみ?
●
竹谷さんは何を表現しようとしているんですか?
竹谷
: 何を表現しようというか…。
今北
: 一瞬で変わるんちゃう?
前川
: むしろ「このメンバーで何が出来るか」とかの方が近い。「どうする?」から生まれてくるもん。グラフしか書けへんから。十人おったら十人分の妄想。向いている方は一緒でも角度が違うと到達点は変わっていくやん?道のりみたい。
●
大野さんが入ったのは再結成後ですよね?
前川
: 再結成の話を
ここ(Chill Out)
でしていた時に大野君もカツミ(菅原克己)もおって、「面白そうやんけ」って言うて。でまぁ、まず大野君に入ってもうて。ほんで「こんな音、出来る奴、誰かおらんのか」って言うた時、カツミがミキサーで入って(現在はベーシスト)。ほんでギュッと固まってやれるようになった。
●
ホンジョウさんは?
前川
: ホンジョウさんは元々のメンバー。キーボード。あの人が結構〜!ホワイト・ゴスペリアンズ。
●
Polpolさんは?
Pol
: あ、僕、最近。
前川
: ここ二回かな。しかも加入するとか言う話は一切せんと。「君は今日来て、詩を朗読しないとあかん」って言って。
Pol
: 一番最初は三月二十二日なんやけど。あん時は褒め言葉でお茶濁して、その後がクアトロの。あれが三日ほど前に言われたから、ちょっと書いて。
今北
: 今度はだいぶ言葉数が増えていって。
前川
: すごい才能のある人で。それがこんなダメで。だらしなくて。そういう人のキチッとした何かが出たら面白い。やる気満々やしな。
Pol
: こないだのミーティングはね。
●
言葉ってしんどくないですか?
Pol
: しんどいです。っていうかテーマは、いつもずっとあって、同じテーマがあって。今回はチャンスをもらった感じやから。でも具体化することが出来へん。頭の中では、すごいあるんやけど。詩みたいな感じでは、自分だけではなんぼでも消化出来るけど、他の人がわからんかったら、あかんので、その辺が大変でした。いつも大変です。抽象的にするのはなんぼでも出来るからね。やっぱり男やったら具体的に「こう」するのが。
●
ダブビートをやっているけどレゲエやダブではないんですか。
一同
: 関係ない。
前川
: あんまりジャンルやないからね。
ホソカワ
: コミコミやね。
大野
: うまい言い方すんなあ。
今北
: 全部、定義付けせな、あかんのかっていう話やし、定義付けした瞬間に(それは)崩れるし。
前川
: あと、どこまでやってダブって認めてくれるか。
Pol
: いや、違うんですよ。
一同
: (笑)
Pol
: 答え、用意してきた。……「現在、我々は」や。
前川
: スポークスマンやから。
Pol
: 「ダブ・レゲエというフィルターを通して、過激な叙情性や反社会性、または祝祭性を増幅させることで、音楽そのものを表現するアプローチを行っています。」
前川
: Yeah〜! こんな力、要らんか。
??
: 「アヘー」の方が良かった。
一同
: (笑)
Pol
: 多種多様なやねぇ、音楽性を要にするんやなくてね、音楽の存在感、圧倒性の獲得。
大野
: (インタビュアーに)困ってるんちゃう?
●
いや〜、さっき渡されたメモ(カンニングペーパー)を読んですごいなあと。
Pol
: だから形態や様式や規範めいた要素から、あらかじめ解放されているんです、僕達は。典型を憎むゆえに指針や尺度、区分なども無用なのです。
一同
: (笑)
●
その「解放性」はどうしたら理解出来るんですか?
Pol
: いや、違うんですよ。
前川
: 開かれているってことやんなぁ。
Pol
: 音楽の多様性、色んなものを吸収して、色んなものをやるっていう事とは全く違うんですよ。そんな問題じゃない。音楽そのもの。
前川
: うまい! 例えば竹谷さんがポンと歌って済む世界ってあるやん?そんなんが八個あるみたいん。
Pol
: なんでダブ、レゲエなんか……は、さっき言いましたよね。ダブ、レゲエが何故にええんか……ちゃうちゃうちゃう。
前川
: ダブっていうのは、僕らにとっては記号みたいなもんやねんやんか。
●
気持ちいいからとかじゃないんですか?
前川
: そういうんじゃない。
Pol
: フィルターです。
前川
: そうやな。
Pol
: 過激な叙情性やからな。
前川
: 自由度の高い言葉の一つ。
Pol
: 音はええ感じしますよね…何故だろうダブ、レゲエとかを越えていきたい。
前川
: (インタビュアーに)次、ミーティング参加したらええねん。
今北
: とりあえず来て、知らん間にスィッチ入れている方がええ話聞けるやろ(笑)。
Pol
: 音楽の存在感を生み出す、圧倒性の獲得を目指しているからです。圧倒させたい。
●
音でかいですよね。
前川
: 人数多いからちゃうかなぁ。
Pol
: さらに突き詰めたい。音楽を越えて肉体だけでやり取りする、対峙するまでを望んでいるんです。
前川
: もう渡した?これ(カン二ングペーパー)。
Pol
: いや、読んでもろたんですけどね。(カンペは)途中で時間が無くなって完成せえへんかった。
前川
: まぁ、こういう感じかな(笑)。
大野
: 見事なオチ。
ホソカワ
: 一人ずつサシでインタビューやったらなぁ。
前川
: ロクなこと言わんけどな。
ホソカワ
: その方がつながりが判るから。
●
民族音楽は好きですか?
??
: 好きでーす。
●
Vermilion Sandsも何らかの民族音楽ですか?
前川
: 僕らが僕らの民族音楽をしてるってこと?
●
そういうのを要素として入れてる……
前川
: そういうんじゃないなぁ。
●
っていうことを今、一所懸命に言ってもらってたんですよね(笑)。
前川
: とにかくね、(カンペに)こんだけ書いてるけど、最初の三行ぐらいかな(笑)。
Pol
: 「神に逢うては神を殺し」、「ダブに逢うてはダブを殺し」
一同
: (笑)
●
それは誰の言葉ですか?
前川
: 子連れ狼。「仏に逢うては仏を殺し」
Pol
: 「右を向いては左を斬り」は森の石松。
前川
: 仏さんみたいな坊さんを斬る時には、殺気が無いから殺気で当たると斬れない……っていう話なんやけど。何か判るでしょ。だからダブとかじゃないんですよ。ダブに逢うてはダブを殺すんです。
Pol
: 神殺しはちょっと違うんです。神殺しはフレイザーの…。
●
音楽でありながら、音楽を超えた何らかの精神性を表現していると思うんですけど。
Pol
: アートの方につながってるかも知れませんわ。
前川
: 「アートに逢うてはアートを殺し」
Pol
: 音楽とアートは直結しているかも知れないですね。
前川
: メッセージとかでもないねん。「ただ、それのように在る」みたいな。もしそうやってて、そう思うのであれば、それは聴いている人の中にある。
●
「世界中の国歌、一斉に流れ」……
Pol
: あ、僕のやつね。世界中の国歌が一斉に流れたら嬉しい。
●
このメッセージ性はみなさんのどこから出てくるんですか?
前川
: せやから、出てへん。
Pol
: それはやっぱり見えへん所とちゃいます? こそばしてるのは、偏見とか先入観やね。
前川
: そこを一個できゅっとまとめたことはないなあ。
Pol
: 先入観が一番…やから、レゲエのビートを刻んでダブの処理しているアルバムやから言うて、
これ(Vermilion Sands)
がレゲエやとは、心ある人やったら思わへん、と思うんですわ。
前川
: 色々とそうやって感じ取れる構造になってる。
Pol
: (一般の人は)レゲエとか、音響とかで誤魔化してたりするのを聴いているから、そういう(ジャンル的な)書き方をして先入観で聴かへんようになるのとか、「ああ(レゲエバンド)」とかって避けられたりするのは避けたいと思う。
●
インスピレーションやエネルギーの元は?
前川
: ミーティングやなぁ(笑)、ほんまにね、六時間とか喋んのよ、ここで。「決まった!」いう瞬間が。「出たー、キター!!」っていうのが。
(別の席で別の話が始まっている)
今北
: ○○○みたいに言うてほしいよ。僕はただ言えへんだけで。これは夢を叶える思想や、とか言うてほしいな(笑)
大野
: 思想は入ってるで、多分。
Pol
: 思想は入ってへん。
大野
: 入ってへんかなぁ?
Pol
: 入ってへん入ってへん。
前川
: そういう風に見せている所はあるよ。
Pol
: 思想があるように見せておいた方が相手が判るじゃないですか。
前川
: こう彼が書いていることって何かありそうやけど、ほんまに何も無いじゃないですか。文章、硬いし、何かあるように見せかけてるけど、具体的にこうせえとか、そういう思想めいた何も無いと思う。
Pol
: そうそうそう、言うたらあかんと思う。
前川
: そういうことって、音楽でもアートでもいっぱい在ると思う。
Pol
: これ(詩)、多分、ノイローゼの人やったら怒りはると思う。
前川
: そういうことには自覚的やな。……まとめれる?
●
あとは、どうしようかな…。竹谷さんの話を。
Pol
: 曲のインスピレーションは、(生まれた時)みんな身体が震えるんちゃう?
●
カバー曲って、どのへん?
Pol
: こないだの
リー・ペリー
とかだったら、震えましたね。
●
カバー曲という決め事が先ずあってという感じで演奏が始まるわけですか?
前川
:
タグラグからの(ファースト)アルバム
やったらP.I.L.とか、ああいうのをちょっとやったりというのは…。
Pol
: CDとかいっぱい聴いてて。聴いてへん感じの雰囲気に……知っていた音楽やのに、改めて身体が粟立つ時があって。これをみんなでカバーしよう、と。
●
「今回はこの曲を元にやろう」っていうのは誰が言い出すのですか?
前川
: みんなやな。
大野
: 聴いてて。
前川
: この間、
リー・ペリーの曲(Bird in Hand)
をやるのが決まったのは、ホームページ上の掲示板で「やるらしいで」。
Pol
: その前にここ(Chill Out)で盛り上がって。
大野
: あれは別にやろうっていう話じゃないねんで。普通にシビレるなぁ〜っていう話で。
前川
: ほんでベアーズの時(2003年6月18日)は、前のパーカッションのやつしか決めてへんかってん。あれを四十分やろうっていうつもりやってんけど。
●
練習のペースは?
前川
: ライブ前に二回。練習し過ぎたら、最初の思い付きとか飛びそうな。あんまり構築していく感じで、曲がしたい、とかっていうのはない。ミーティング内で出てきた、それぞれのイメージでポッとやった時、すごいハマる時がある。そういう自然さをライブでもやる。決まった曲をもう一回やるってことはない。
今北
: みんながみんな、騙し合いみたいな感じでな。
ホソカワ
: 一つとして同じことやってへん。同じことにならない。
今北
: 各メンバーにカマかけるようなフレーズを出す。その時に、その人が、真っ白になって、何かすると。そこに何かある。白紙に戻した方がイキがええんちゃうかと。
ホソカワ
: ミーティングに来ていない人間には、わざと知らさんとこととか。ニセのグラフを渡すとか。じゃあ、本番でどんなことするかとか。
今北
: まわりの人が聴いてええ演奏が、僕らにとってええ演奏かどうかは判れへんよね。
竹谷
: そら、判れへん。
前川
: 練習を越えたことがない。
竹谷
: 練習が一番ええし。
●
音の衝撃というのは?
前川
: それは、ホンマにみんながやってきたことや。とりあえずもう、ホンマに思うんやけど、竹谷さんがポンと歌ってもうたら、それで成立するような所。それに向かう。そういうのって誰でもいいけど。勘どころはみんな揃ってるから、そこでドンって。
●
聴いてて感じる衝撃は当然ですが、やりながらそれを感じることは?
前川
: うまいこといったなぁっていうこともあるけど、二回ぐらい。
竹谷
: 二回ぐらいある。
●
大野さんは、このバンドで何を表現しようとしていますか?
大野
: 「何を」って言われても(笑)。僕が「何を」やなくて「Vermilion Sandsが何を」や。Vermilion Sandsが何をって言うかな……もうね、みんなからVermilion Sandsは離れたところにおるかなって。偶像じゃないんやけど、「違うもの」になりつつあるって言う。俺らの集合体じゃなくって、Vermilion Sandsっていうものがある。さっきずっと言ってたような「ダブに逢うてはダブを殺し」みたいな、精神性の塊って言うか。エネルギー体じゃないけど。そこって言うのは、僕らが創ってきたもんなんやけど、そこで何を表現とかじゃないと思うね。訳の判らんエネルギー体みたいなんからオーダーが来ている気がする。「お前はこうだ!」みたいな。それは、もしかしたら鏡みたいなもんかも知れへんけど。
●
みんな、納得出来るところがありますか?
前川
: 今の話か。聴いてへんかったわ(笑)。何って言うたん?
●
……ちょっとそんな一口で言える内容じゃないんで。
竹谷
: 大野君の話か? 納得やで(笑) でも何って言うたん? うんうん納得やでえ。
前川
: 納得、納得〜(笑)。Minagawa君が気に入ったとして。こうしたいっていうのが、融合していったら出来ると思う。
●
ミュージシャンシップ以上に、何か越えたものが見えてしまったりしてるんですけど。
前川
: そういうものでは器用な方じゃないから、そこの軋轢みたいなもんはあると思う。
ホソカワ
: ミュージシャンシップみたいなもんはハナから無いよ。無いと思う。
今北
: 「ミュージシャンシップじゃない」というのは、どうなんですか?それ以外が見えるから……いいってことですか
●
いや、いいから。何か違う世界に入っていく時の感覚、それを得る為に音楽をやっているのかなぁ、とか…。
今北
: ああ〜。
前川
: お客さんと感覚を共有したいとは思わんけど。八人で音楽やってて、中でグーッと行くぞって言うのをやってるから。人に対して、こういうのを見せたいとは思わんけどなぁ。伝わるのはええけど、勝手に伝わっとけ(笑)。
今北
: いや、みんな仲良しや(笑)。
大野
: 十人お客さんがおったら、十人に違う見方されてるやろなぁっていうのは思うし。
今北
: そやから出来てるし、単純な話。
前川
: 圧倒的なもんには向かってるやろね。
大野
: いや、人を圧倒したいっていう訳じゃなくて。
前川
: 「高みに行きたい」って言う…
大野
: そうそう。
●
Vermilion Sandsはやっぱり「バンド」なんですか?
前川
: そうやな。それは竹谷さんの演奏とかでもええし。
今北
: みんなが居るから、とりあえず「この川、手ェつないで越えとこか」言うて、「おっしゃー」言うて、ピューンと越えて、「ほんで何する?」って言うのもあるし。
大野
: バンド言うか、チームみたいなもんかな。
ホソカワ
: 俺ら、チーマーか?(笑)
今北
: ほんで越えた川が浅かったら、蹴り落としたりするからな(笑)。
前川
: 「泳いどけ」言うのもあるしな。
今北
: みんなが各自、個として持ってるから、何してもOKやと思うし。
前川
: 別に家建ててもええし。
今北
: 出来るで(笑)。ええの建てまっせ。せやなぁ〜、音楽以外でもやろうと思ったら(何でも)出来るな。
前川
: 小説書くとか。
大野
: キャンプするとかな。
前川
: バンドやけど、ほんまに、そんなカタチとか、九人のカタチにはこだわりはない。
●
二十年ぐらい音楽をやってて、お互いにつき合いがあると。
今北
: 知ってるもん。付き合いは無くても見てるもん。カツミなんか、未だにアイコさん(竹谷夫人)に子供と思われるって言うて。(Vermilion Sandsの)婦人会が一番怖いって言うてる。
●
しかも仲がええと。
前川
: そやなぁ、仲ええな。
●
ほんですごい音楽をやってて。
前川
: すごい家でもええ。
竹谷
: すごい家でもええ? 入られへんとか、二階に上がられへんとか。
前川
: そやからアートみたいな書き方してくれてもええ。それはみんな出来るメンバーや。
●
竹谷さんの絵の話を訊いてもいいですか?画家なのですか?
竹谷
: 画家違うけど。
●
絵はいつから描いてらっしゃるんですか?
竹谷
: ちっちゃい時から。
●
個展もしたんですか?
竹谷
: たまたまやってくれる人が居て。展覧会らしい展覧会って、
”複眼ギャラリー”
ぐらいちゃうかな。
●
このような書き込む(絵の)タッチは、何年ぐらい前から?
竹谷
: もうずっと。
●
”ハナタラシ”とかやってらっしゃった時から?
竹谷
: ずっと。
●
これはどういうものを表現していらっしゃるんですか?
竹谷
: どういうもんやろな。どういうもんかって、あんまり判らんけど。ちょっと自分では判らんな。
●
Vermilion Sandsとの関連性はどうですか?
竹谷
: 細密な感じがするし、Vermilion Sandsって。ほんで全くバランスを欠いてる感じがするし、ほんまにバランスが無い。けどシンメトリックやと。ものすごい硬質でグニャグニャみたいな。そんな絵が好きやね。そんな感じやね。
●
通じるものがありますね。バンドと。
竹谷
: 共通してると思うわ。
●
ええ話でしたね。
前川
: ほんまかいな〜(笑)。飲みいや、ちょっと。
(了)
以上は、音楽誌DOLL2003年9月号用に、
NEGA主宰者のMINAGAWA
氏によって為されたヴァーミリオン・サンズ・インタビューの全容を可能な限り、正確且つ無編集でウェブ公開するものである。
当該のインタビュー記事は、
NEGA−MINAGAWA
氏が、以下を元に再構成、執筆したものである。拠って全ての文責は
NEGA−MINAGAWA
氏に準ずるものである。また公開に当たり、文意を損ねぬよう、必要に応じながら若干の加筆・修正を行っている。発言の文頭に於ける「●」は、インタビュアーの
NEGA−MINAGAWA
氏のものとし、以下、ヴァーミリオン・サンズ各メンバーの名字によって本人の発言とし、「?」はメンバーの何れも特定出来ぬ、発言者不明のものとする。但し、本荘氏、森山氏、菅原氏は欠席している。
最後にウェブ上での公開を了承、快諾して下さった
NEGA−MINAGAWA氏
に多大なる感謝を致します。