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2006©Vermilion Sands Production Inc.
All rights reserved.


Vermilion Sands Review


■2007.02.08.Live At NHK 505Studio

■Fandango20051029

■2006.12.16.Live At Fandango

■2005.02.25.Live At Club Noon

■Velocity of Harmolodik Aktion

■2005.10.29.Live At Fandango

■2004.10.30.Live At D.O.M.


■2007.02.08.Live At NHK 505Studio

『暴力的音塊による屈服』

暴力の前では全ての人は平等である

そこではどんな肩書きも、属性も通用しない。
その暴力に立ち向かう精神と肉体を有するか否かだけが問われる。

昨年12月の十三FANDANGOにおいて
Vermilion Sandsの放つまさに暴力的音塊によって
完膚無きまでに打ちのめされ、屈服させられ、
そして音の暴力に蹂躙される快楽を覚えたしまったワタシは、
すでに禁断症状を帯びた立派なVermilion Sands中毒状態。

そのVermilion SandsがなんとNHK-FMで取り上げられる。
(放送は3月7日「LIVE BEAT」にて)
2月にメジャーからリリースされるとはいえ、
世間的には「まだ」ほとんど無名のVermilion Sandsを
取り上げたNHKはエラい、というより相当に無謀だ。
そしてその公開録音に京都から密航したワタシも無謀だ。
(NHKに受信料を律儀に払ってるワタシですが、  今回の入場券を当ててくれた分で十分モトが取れました)

公開スタジオ録音なので、
ライブハウスと違って異様に明け透けなステージ。
しかしそこから放たれるのは漆黒で巨大な音塊。
視覚と聴覚のアンバランス。
そして聴覚だけに訴えるのではなく、
骨や内臓と共鳴する重低音はまさに「体感」。

精神だけでなく身体のテンション(緊張)も上げなければ
とても太刀打ちできない音塊。
ライブ終了後も筋肉は硬直状態が続き、
案の定、翌日は筋肉痛で全身が痛い。
(ライブ中はアドレナリン分泌しまくりなので  肉体的痛みを感じないこともあるのかも)

これは音による暴力以外のなにものでもないけど、
その暴力を生み出そうとする強力な意志との関係は、
「呪い」に代表される宗教的儀式に通じるのかもしれない。

ライブ終了後にもらったCD発売チラシのメンバー写真は、
まさに大阪のコワいオッサン連中そのもの。
チョイ悪を気取ってみましたとか、
ワル風にポーズとりました、
というのでは決してなく、
「素(す)」がこれ、「地(じ)」がこれ。

「DUBとは暴力である」というのがワタシのDUB観ですが、
Vermilion Sandsの「ドツき」「シバき」は半端ではない、
本気の、マジの「ドツき」「シバき」。
(「牛若丸なめとったらどついたるぞ! 」と同じ本気加減だ)

3月7日の公共電波による放送に対して、
公共の平穏を侵害するということで騒乱罪や
暴力的破壊活動に対する措置として破壊活動防止法が
適用されないか半ば本気で心配だったりする。

(原文:メカSΦW'A`LSKI・ラ )

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■Fandango20051029

vsp09

神殺しのダブ・バンド「バーミリオン・サンズ」のライヴCD-R。

まずは厳かにPolnareff氏が高らかに公開処刑の開始を宣言する。
これで早くもやられた。

次はジェルサレム、つまりエルサレムです。
聖地エルサレムにマーク・スチュアートの屍を葬ったというあれですよ。
竹谷氏が叫ぶ。
「もはやマフィアなんかじゃないぜ、これからは極道や。音楽の外道邪道や。」
次のいけにえはリー・ペリーか?

そして最後はあのミスティ・イン・ルーツの名曲中の名曲。
だいたい自称レゲエ・ダブ好きでこのミスティを聴いたことがない奴は信用できない。
おお、原曲に忠実な展開やないか、これは。
泣け。いや、ミスティ・イン・ルーツのメンバーの変わりに私が泣こう。

もう直ぐメジャーからCDが出るらしい。
買え、買え、買え。帰依、帰依、帰依しろ。

Polnareff氏の詩集希望。
(原文:ドブサライ:肉の華)

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■2006.12.16.Live At Fandango

20061216





彼等は歩む

密林での祭祀に安住する事を止め
荒野或いは泥濘の中

彼等は歩む

最初の言葉/最初の一音
放たれたそれらは回路を経由/重なり/圧縮
そこに始まる至福、そのプロセスを

彼等は蹂躙する
ひたすらな上昇、ひたすらな下降、
何れ貧しく限定された快楽をもたらす貧しい神学 に飢える愚かなマゾヒストを
そのナルシシズムを、愛を、暴力を

−君たちの快楽、君たちの肉、君たちの神 は君たちだけで味わうがよい−

無感動に無関心に
全ての浅はかな感情を踏みしだきつつ、
彼等は魅惑の単調さで進軍する

彼等は回帰する
言葉と音の目眩く奔流となって

その燦然とした音粒−波の行き交わし
未来へのなし崩しの停止
そのざわめきの中、
世界の秘密が開示され
何物をも与えぬ交易が始まる
そこに居合わせる者たちの情動は、
瞬間毎に繁茂し、求め合う...−褒メ讃エヨ−

彼等、都市の−テクノロジーで武装化した−グリオは歩む
危機は歩み続けることによってのみ克服される
彼等、都市の−テクノロジーで武装化した−グリオは歩む
果てしない弱さと強さが混淆する勝利の時間へと
(原文:MT/書肆砂の書



 VERMILION SANDSを観に大阪まで行ってきました。
 ふらふらりと6人のオッサンがステージに、音を出し始める、と、するするりと登場したポルナレフ氏が一発かます
 場の空気が熱を帯びてきたところで、竹谷氏登場
 初期のNuclear DUBな凶悪リズムは形を潜め、かっこいいとはこういう事さと言わんばかりのPunk'n'FreeなRockに変貌
 キカ キキカと門は開き聖地エルサレムと直結!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 嘆きの壁もアル=アクサモスクも全部ぶっ壊してマックス・エルンストのようなあの世式建築物を建立。
 宗教問題を一挙に解ケツするのでした・・・・
(原文:UESU:カチガワ録音雑記/20061218)



 カンボジアではずっとルーリード「メタルマシーンミュージック」
ばかり聴いていました。
普通ならボガンボスでも聴いて陽気に行きたいもんですが
そうはさせない呪術的な何かがあったのです。
 本日恒例のヴァーミリオン・サンズワンマンGIGに足を運び
思い出したのはその時の事で。
陽気なカンボジア人達とは裏腹に 街全体を覆う鬼の気配
アンコール・トムにだけ猿が居る事のイデオロギー

何の前触れも無く倒れるトゥクトゥク

ポル・ポトがポレポレ・・・
冒頭のポル・ナレフさんの「大量虐殺!!!」という宣言に、
今年のテーマは王国以前のカンボジアだとわかりました。
8人のクメール・ルージュによる血だらけの粛清
あなたの街にも
(原文:Bocci:目イタ加齢/十三キリング・フィールド/20061216)



Vermilion Sandsの前身であるホワイト・ゴスペリアンズを初めて見たのは、
かれこれ20年近く前の西成・花園町エッグプラント。
当初、彼らを目当てで行ったのか、 何かの対バンだったか思い出せないが、
「都市(但し、大阪)生活者による夜の為のレゲエ」的な音の格好良さに打ちのめされて、
以後、会う人ごとに譫言のようにホワイト・ゴスペリアンズの素晴らしさを語るも、
極めてライヴ本数が少なく、 いつの間にか活動を停止していたので、
その存在をすっかり忘れていたところ、
Vermilion Sands名義で活動再開してるのを今年に入って知り驚喜&狂喜。

入手可能な音源"Live"(TRCD034)を聴いてみたら、
これが、もうツボど真ん中のDUB音塊に思わず声を上げたくなるほどに狂喜。
しかしながらライヴを体験せずには 話にならんなと思っていたら、
先日のデグルチーニ@シャングリラで
配られたチラシの中に今回のワンマン・ライヴのお知らせが!!!!
当日は万難を排して十三Fandangoへ。
あまりにも強烈な体験は、言葉では説明不能な音楽。
いや、言葉で説明出来ないからこそ「音楽」なのか。
いや、「音で楽しむ」でなく、ただただひたすら音、音、音、そして言葉。
そして、それらの音は、強靱な意志の元に創られた「音塊」。

セックス・ピストルズがP.I.L.に生まれ変わったのが、
パンクのあるべき成長過程の一つとすれば、
Vermilion Sandsはパンク、ニューウェイヴ、ダブ、ノイズ、フリーミュージックを
通過してきたオッサン達があるべくして行き着いた、
そして今も進み続ける現在進行形の最強、最凶、最狂音楽。
この音を聴く為に、受け入れる為に、
自分もオッサン化する年月が必要だったとしたら大歓迎。
そしてシャングリラのシングルマン氏が書いてたように、
Vermilion Sandsもまたデグルチーニと同じく
よくも悪くも「大阪」でしかありえない音。
そしてこの音を聴くべくして
自分が「大阪」に生まれ育ったのなら、
これまたその運命に激しく大感謝。
(原文:メカSΦW'A`LSKI・ラ)

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■2005.02.25.Live At Club Noon

vsp08

 はっきり言おう。私は夏の海岸での野外コンサートなどで自然発生する自称レゲエバンド、ダブバンドなんか大嫌いだ。 ジャマイカ、ジャマイカ人の文化・アイデンティティを安易に搾取して、ただそれだけで喜んでいるバンドと客。 夏、海が好きな奴にろくな者がいるわけない。ついでに言うと巷に溢れているエフェクターの音しかしないダブバンドには殺意すら感じる。
 これらクズドモとVermilion Sandsを一緒にしてもらっては困る。 レゲエ・ダブを最終到達点とすることなく、手段として屍を乗り越えた所で音を出す。本物とモノマネの違いとでも申しましょうか。
 2曲目を聴いてくれ。決してはしゃがないでジリジリと熟成される音、突然のスピーチでもその姿勢は変わらない。ほんとジワジワと染み入ってくるんだよ。Mark Stewartの1stに入っていてもなんら違和感はない。
「ダブに逢うてはダブを殺し」
(原文:ドブサライ:肉の華)

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■Velocity of Harmolodik Aktion

vsp07

 メンバーを見てピンときませんか? 大阪ロックのベストメンバーではないですか。ダブからニューウェイヴを通りノイズに至るまで思いのまま。始まりは混沌からやって来た。ドラムのビートに安心したつかの間、プラッチックな輝きがヌメヌメと支配する。Mark Stewartの1stにあったあのガタピシな空間がいいぞ。 出ましたPolnareffさんのリーディングだ。思いっきり荒れまくるMETAL BOX。ここで曲調がかわり、フィードバックと太鼓の乱れ打ち。ここが正念場だ。ノイズノイズノイズ。PolnareffさんのVoiceもギターもキーボードもノイズの火の玉となり突撃してくるようだ。だいたいやね、最近のエフェクターだけのノイズってのは人間の気合ってのが見えてこないんだよ。このギターを聴け。わからなければ穴を掘って地下へ潜れ。もはや神もダブも殺すことはないぞ。全ての音が相手だ。最後はPさんのVoiceが空間に舞い上がる。恐るべし「浪花の火の玉決死隊」
(原文:ドブサライ:肉の華)


 NEW CD(R)聴きました。『VERMILION SANDSってこんなだった?』と思うほどノイジィ。『こういうのもダヴ?』って思いました。STUDIO VOICEのレヴュは自分にはよくわからなくて…。でも個人的にいままでで一番しっくりくる音源でした。『うわっ格好いい!』と短絡的に飛びつくには高すぎる頂上。何度も再生して確認しております。
(原文:亜露宇)


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■2005.10.29.Live At Fandango

20051029

「朱砂@ファンダンゴ」
 V.Sはライブの本数がかなり少ないのでファーストライブ盤が出て以来ほとんど観てる貴重なバンド。そして観に行くときは何故かいつも一人。間に合わねぇと思って十三駅からファンダンゴまで駆けて行くものの時間の押しで結構余裕な感じ。前回のワンマン@ファンダンゴでも同じ思いした気がします。いよいよ本番はまたまたカマしてくれました。メンバーの過去経歴に震えるあなたはもう親父。
 神殺しのハードコア・ダブ・オーケストラ。地獄へと続くレゲエなどど形容されるその音はまさに泥沼・インフォメーション・オーヴァーロード・ジェネレイター。即興もノイズもハードコアもダブもレゲエもワールドミュージックも現代音楽も国歌も哲学も思想も、ありとあらゆるレベル・ミュージック/アート/カルチャーを長年ぐつぐつ煮込んでドブに捨てたその廃液に漬けられたような麻痺感覚。いつも真ん中後方から前川氏のPAっぷりを堪能しようと思うのに気付けばステージど真ん前にいます。
 ツインドラムがシンクロする瞬間が…、地を這う極太2弦ベースの地鳴りが…、ギターフレーズの混沌としたフィードバックノイズが…、短いディレイタイムで途切れたカッティングの破片が…、サンプリングとプログラミングの情報合戦が…、耳を劈く管楽器の咆哮が…、生唾交じりで怒鳴られるポエトリーリーディングが…、その総てがディレイ/エコーで飛んで飛んで飛んで飛んで…回って回って回って… まるで無かった事のようにどこかへ消えるように、地獄の底へと落とされる。
 実験と解体。混沌の整合。阿鼻叫喚地獄曼荼羅音絵巻。半即興のはずなのにブレイクがもうキマるキマる。アンコールの「Ghetto of The City」で、もう奈落の底へ沈みました。民衆を地獄へ誘う悪魔のチンドン屋の客演は国王への拍手喝采(絶叫?咆哮?)の如き狂乱のうちに幕を閉じました。すばらしい!
(原文:Takahiro.M)


「音と化した人類の進軍として」
 メトロ以来ですが、演奏、堪能しました。素晴らしく良かったです。前に見たときは混沌のイメージでしたが、今回は楽曲として作り込まれた部分と即興の盛り上がり部分とのペースも良くてひたすら音の中を漂い、ひたすら打楽器の音に揉みくちゃにされておりました。昨今の脆弱な文学派音響を垂れ流す有象無象にうんざりして、ライブからは遠のいていましたが、本当に良いものを見ました。
 帰りの電車の中でボンヤリとヴェルナンの神話学を読みつつ、肉質というか有機質の匂い(要は黒い部分)を残しつつもあちら仕様ではない、ちょっと神式風味の金属密林音楽...等と考えておりました。
 昔、武田崇元が「音と化した人類の進軍」と語っておりましたが、Imaginaryな世界に自閉して事足れりとする風潮とは無縁の、霊性脈打つ強靭な音楽だと思います。
 この状態を維持してゆくのは大変だとは思いますが、出来る限り、続けてゆかれること、祈ってます。
(原文:MT/書肆砂の書


「冬のセーター」
 昨年の同じ頃、一枚の音源を聴いて居ても立ってもいられなくて、一人大阪で、最前線で、体感した音塊、世界の終わりを告げるかのようなDark Tentに心底震えたワンマン。
 今年のF.O.L〜終末後の世界が展開されてるかのようなデコレーションの中で見たVSは、そのシチュエーションに感極まったものの、沸点が高まりカタルシスを迎える寸前で飽和した感は否めなかった。
 そして今回のワンマン〜ミニマルなリフを刻むギター、宙を飛び交うシンセ、クラリネット、賛美歌。目を瞑りながら耳を傾け、思い浮かぶのは荒廃しきった廃墟(教会)の中に差し込む光。どんどん贅肉が削ぎ落ちて骨肉化してく様はまぎれもなくrock'n'roll。
 ちなみに、この生々しい記録盤の締めはCROSSBREDのRie Lambdoll女史による、雄叫び!?というわかってらっしゃる締め方でございました。
(原文:kuropost:BEATLESSな日常/20051218


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■2004.10.30.Live At D.O.M.

20041030


Smashing Mag / Vermilion Sands @ Shinjuku DOM (30th OCt. '04)









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